仕事

【転職活動】内定前なのに、退職宣言してしまった

見切りがついたら早いものだ

今まで数回の転職をしていることになるけれども

今回の転職は、業界を離れるという意味では初めての転職になります。

なので、決断にはだいぶ時間がかかったし、

転職の流れにいる自分にセンチメンタルになってしまう感情があったりもしたけれど

今はそのフェーズをも超えて、

最終面接も内定通知まだなのにもかかわらず

早く辞めたい

しか感情が湧いてこない事態になっています。

業界ドロップアウトへの軌跡

そんな中、GW直前の日、上司に私ともうひとりの同僚が呼ばれました。

そして上司に、

これからココに残っていても、決していいことが起こらないので早く次の職場を見つけてくれ

と言われたのでした。

そして、私はなぜかそれに対して、間髪入れずに

はい、私9月にやめます。

と言ってしまったのですよ。

おい、自分!内定前だ、ていうか最終面接前だ

もともと次の職場に異動しても、色々継続しているプロジェクトというか予算があり、

誰かに申し送りできる案件でもないので、

暫くの間何らかの形で今の職場に籍だけは置いてもらい、せめてプロジェクトの報告書が書けるくらいは仕事を進めたいと思っていました。

なので、上司にはそろそろ相談しに行こうかな?って思ってたので、まあいい機会だと思い、

・転職すること

・転職しても無給でいいので(少しは欲しいけど)籍を残しておく方法があるか

について、この際言ってそのまま相談してしまったわけであります。

とはいえ、ショッキングな会話に対して仕返ししてやりたい心がくすぐられたことも否めないわけなのだけれど。

もうひとりの同僚の動揺

もうひとりの同僚は、よく知らんが20年以上同じ職場でしかも同じポジションで働いているんではないかというベテランで、50歳を超えている。

私がこの職場に来たのは6年くらい前で、その時からこの職場の経営状態の悪化を予測し、いつでも脱出できるよう、転職に有利なスキルをとにかく身につけることを第一の目標にしてきた。

けれどもこの同僚は、とても職場の経営状態が良い時に着任し、ここまでひどい経営状態になるまで、茹でガエルの法則のように気が付かなかったのだろう。

それに50歳過ぎてから転職で今より良い条件なんてありえないと考えるのが自然だ。それに転職なんて恥ずべきこと、という気持ちが強い世代でもある。当然ながら同僚は家族も居るし、家もある。まさに考え方のビジョンが昭和のままなのだ。

だから少なくともどんなに経営が悪化したとしても、今のポジションで構わないから定年までしがみつこうと思っていたに違いない。

その将来設計を大きく砕くようなことを、言われたということになる。

同僚の呼吸がいつもよりも相当荒くなっているのは、すぐにわかった。

実は3回目の「退職勧告」なわけである

上記のとおりで、「これ退職勧告だよね?」っていう文言を言われたのは記憶にあるだけでこれが3回目だ。

実は去年の今頃、私の内部昇格について話が持ち上がった。そして成績的にも必要最低限の条件は満たしていた

しかし、あろうことか、私の直属の上司が私の内部昇格を拒んだのだ。

理由は、この50歳同僚よりも私にそのポジションを取らせるというのが、人情的に納得が行かなかったからだ。

上司はこの時、せめてその昇格ポジションを50歳同僚に数年やらせて栄転してもらって、それから、私が昇格すれば良い、と言ったのだ。

そして、この職場はほんとに良くないから、他で次の職を探したほうがいいですよと言われたのだ(退職勧告1回め)。

そして、この件に関して別の上司からも、「反対意見が多くて内部昇進できそうにないから他所を探してくれ」(退職勧告2回め)と言われたのだが、

実はその上司が気に入っている部下を内部昇進させるために、内部昇進できそうな私とセットで昇進させると提案したがために、会議でもうひとりの人材のほうが大反対をくらい、昇進話自体が頓挫し、取り下げたと聞いた。

この時点で、私のアカデミアやこの土地に対する忠誠心は完全に失墜した。人事流動が今まであまりにもなかったがために、色んな方面からの柵が多すぎる。今のポジションにしがみついて離れようとしない人が多すぎる。

それは、誰もが今更アカデミア以外の職に転職はずもない状態であるからだ。年齢だけでなく容姿や立ち振舞から考え方に至るまで、どれをとっても民間に就職するには非常に難ありだということは容易に想像がつく。もちろん、他のアカデミア組織にだって行きようがない。

そして私の今まで培ってきた知識、交渉スキルやコミュニケーション能力なら、企業でもギリギリ許容範囲だろうと思う。実際面接まで持ち込めば、毎回かなりの手応えを感じる。今まで先を見越して時間を惜しんでスキルを磨いてきたんだから当然だ。

今までの私は完全にアリ派だった。キリギリスに今更なんと言われようが知るかというかんじだ。

私が今の今まで転職活動を本格的に行わなかったのは、単純に今大殺界真っ只中だったことと、今までの無理がたたり体調を崩しすぎて転職できるような状態でなかったからだ。アリは体調を崩すほど今まで無理してスキルを磨いたんだよ。

というわけで、度々の退職勧告によって、私の今の職場への気持ちは1年前から直滑降だったわけで、本気で(といってもエージェントに連絡した時はまだ決めかねていたが)決断し、実際の転職活動として行動に移すまでは時間がかかったけれど、実はずいぶん前からある程度選択肢としてあった。

同僚も知る限り、去年の同時期に上司から1度は私の方が先に内部昇進しちゃうかもとか、他所を探してくれと言われていたはずだ。

なので、息が上がるほど困惑する同僚に、「去年から上司は言ってたじゃん、、今更?」と思ったのだった。

ドヤ顔で引退勧告したわりにはファビョる上司

そんな中、私が「退職勧告」に対し間髪入れずに「辞めます」って言ったことに、上司も同僚もさすがに驚いていた。

まあ、驚かそうと思ったからこのタイミングで言ったんだよね。

それにたいして、上司は、いや、だからって今すぐに、って言ってるわけじゃないんだけれど、、とファビョった。

じゃあ、なんで私をココに呼んだんだ。なぜに執拗に退職勧告をするのだ。

しかも、前日に同僚には先に同じ話をしていたというので、今回の話し合いは、私のためにセッティングしたということだ。

でも、すぐに上司は私が抜けた後のポジションの扱いについて気にしていた。自分の人脈で自分の仕事に親しい人を入れるチャンスだと思ったのだろう。

今頃目ぼしい人に連絡を取っているかもしれない。それは仕方のないことだし当然のことだ。

新しい流れはすでに後戻りできないところまで来ている

私はこの上司が決して嫌いでもなければ関係が悪化しているというわけではない。恨みは全くない。

むしろ、この退職勧告も別にパワハラというわけでなく、抗えない組織改編でつらい思いをする前に早めに逃げろと言ってるわけで本当にありがたいなと思う。

今、私は一番最初に書いたとおり、新しい職場への期待や東京へ戻れることの期待感と、まだ最終面接前で何も本決まりしたものはないという中途半端な状態へのイライラ感で胸をいっぱいにしている。

そして、アカデミアとしての今までこだわっていた思い込みは何だったんだろう?と思うばかりだ。

アカデミアにいた今まで、私はずっと何か洗脳のような状態であったのかもしれない。

 

でも今、世の中で急激な人手不足と働き方改革が進んでいる中で

ここまでアカデミア界隈だけが旧態依然であるのは、おかしいと思う。

それは、こんなに劣悪な環境であるにもかかわらずポスト募集をすれば殺到するほどアカデミアにしがみついている優秀な人間が多すぎる、つまりそんな劣悪ポストであっても応募しまくっちゃう私達にも問題であるのかもしれない。

IT企業はブラックブラック言われ、応募者が激減したのを期に、業界全体が働き方改革を本格的に行い、今はとても働きやすい環境になったと聞く。

業界が抜本的な改革を行うためには、人気がなくなるというのも手段の一つであると思う。

そのためには我々博士持ちがアカデミア以外でも高給高待遇でバリバリ働くというあり方がアカデミア界隈でも認知され肯定される必要があるのかもしれないと思っている。

こんなことは、ほんの数年前まで思っても見なかったことだ。

今まで何度も上位のアカデミアポジションに応募してもカスりもしなかった私に、憧れの地にオフィスを構える企業が、内定までもう一歩という所まで来ている。

そして、アカデミア界隈の人材としては押しがあまり強くない性格である私が、企業ではコミュニケーション能力が高いと判断され、営業能力に期待しているという評価を頂く。

もう、アカデミアには戻れない、内定とって転職するしかないんだな、と改めて思った。

 

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